“小魔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうま66.7%
こおに33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今までそわそわと小魔しょうまのように葉子の心をめぐりおどっていたはなやかな喜び——それはどこに行ってしまったのだろう。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
二匹の小魔しょうまが肉と骨との間にはいり込んで、肉を肩にあてて骨を踏んばって、うんと力任せにり上がるかと思われるほどの肩の凝り、だんだん鼓動を低めて行って、呼吸を苦しくして
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
そのとき、ふと、たかい塔の窓の所に、お寺の*小魔こおにが、あかいとんがり頭巾をかぶって立っているのがみえました。