小出雲こいずも)” の例文
操浄瑠璃の「新薄雪」は文耕堂が時代世話にこしらえ、道行の枕に「旅立に日の吉凶よしあしをえらばぬは、落人おちうどの常なれや」というのが小出雲こいずもの名文句として知られている。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
千柳せんりゅう松洛しょうらく小出雲こいずも合作『夏祭浪花鑑なつまつりなにわかがみ』義平治殺しの場に、三河屋義平治その婿団七九郎兵衛をののしことばに、おのれは親をめおるか、親を睨むと平目になるぞよ、とある。