尊王攘夷そんわうじようゐ)” の例文
その翌年、すなはち慶應の三年、僕の廿さいの年には所謂いはゆる時事益々切迫で、——それまでは尊王攘夷そんわうじようゐであつたのが、何時いつにか尊王討幕になつてしまつた。所謂危急存亡のときだ。
兵馬倥偬の人 (旧字旧仮名) / 塚原渋柿園塚原蓼洲(著)