寶澤はうたく)” の例文
新字:宝沢
すれば師匠感應院の後住ごぢうにせんと村中相談一けつしたり左樣に心得こゝろえべしと申渡せば寶澤はうたくつゝしんで承はり答へけるは師匠感應院の跡目あとめ相續致し候樣と貴殿きでん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すこしも用ひねば此酒は近所きんじよ懇意こんいの者に分與わけあたへける寶澤はうたく師匠ししやうに向ひ申やうは何卒なにとぞ那酒あのさけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
玉之助といひ幼年にて父母に別れ紀州きしう名草郡なぐさごほり平野村の山伏やまぶし感應院の弟子となり名を寶澤はうたくと改め十二歳の時お三婆さんばゞ縊殺しめころし御墨附短刀をうばひ取十三歳にして師匠ししやう感應院を毒殺どくさつし十四歳の時村中を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)