“寒室”の読み方と例文
読み方割合
かんしつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと、もひとつの理由は、臨済寺りんざいじ寒室かんしつで勉学するにも、低い経机一ツで、せむしのようにしがみついては書を読んだ。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七歳ななつの頃から今川家の質子ちしとはなったが、臨済寺りんざいじ寒室かんしつで、雪斎和尚せっさいおしょうについて、学問をうけた家康は、その点、秀吉とは、比較にならない高等教育をうけている。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)