“密行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みっこう66.7%
みつぎょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白い霧にけた街路に、ありも逃さぬ非常線が張りつめられ、れた舗道を踏んで、人の靴音は秘めやかに鳴った。通行人のうち、男はすべて巡査か密行みっこう刑事か新聞記者だった。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
刑事がためらっているところへ、折よく、密行みっこうの警官が通りかかった。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「なあに、大乗院にいることはいるのさ。姿を見せないだけだ。なにかよほどなもだえがあって閉じ籠ったまま密行みつぎょうしているという」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)