“宦人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんじん50.0%
くわんじん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最後となっては、劉禅の親政と、宦人かんじん黄皓こうこうの専横などが、いよいよ衰兆すいちょうに拍車をかけていた。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
といわぬばかりに擡頭たいとうしてきた一勢力がある。宦人かんじん黄皓こうこうを中心とする者どもである。皓は日頃から帝の寵愛を鼻にかけていたが、政治に容喙ようかいし始めたのは、このときからである。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
例へば第二巻所載侠女けふじよの如きも、実は宦人くわんじん年羹堯ねんかうげうぢよが、雍正帝ようせいていを暗殺したる秘史の翻案に外ならずと云ふ。