宗業むねなり)” の例文
「あいや、卒爾そつじでござるが——」と、並木の下で、ばったりと会った範綱のりつな宗業むねなりの兄弟に、すこし息をきって、唐突に、たずねた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宗業むねなり様、よい所へ来てくださいました。……今、十八公麿が見えぬというて、すけ乳母うばも、出て行ったところでございます」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「十八公麿じゃ。ほんに、今いうたのは、十八公麿じゃ」うれしさに、狂いそうな表情をして、宗業むねなりに告げ、範綱に告げた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)