どっち)” の例文
どっちどっちだけれど、鶴さんだって随分可哀そうよお島さん」しまいにおゆうはお島に言かけたとき、お島は可悔くやしそうにぽろぽろ涙を流していた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
阿母おっかさんとおばさんと、どっちが好き?」お島は言ってみたが、子供には何の感じもないらしかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
これが本葬で、香奠はどっちにしても公に下るのが十五円と、こう云う規則なんでござえんして……
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)