子浦ねのうら)” の例文
伊豆の子浦ねのうらに寄り、十一月四日の夜、遠州の御前崎おまえざきの沖あたりまで行くと、海面うなづらがにわかに光りを増し、海全体が大きな手で持ちあげられるように立ちあがったと思う間に
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)