嬉遊笑覧きゆうしょうらん)” の例文
嬉遊笑覧きゆうしょうらん』や『松屋三絃考まつのやさんげんこう』を見ただけでもたくさんな文献が並べ立ててあるが、いっこうに要領を得難い。
日本楽器の名称 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
京伝きょうでん種彦たねひこのいくつかの著述は先駆であって、同じ態度を一段と精透に、進めて行ったのが喜多村節信きたむらのぶよ、すなわち『嬉遊笑覧きゆうしょうらん』『画証録がしょうろく』『筠庭雑考いんていざっこう』などの著者である。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
嬉遊笑覧きゆうしょうらん六上に相州厚木辺で、古雛を川に流すとて棧俵さんだわらなどに載せ、児女ちご白酒しろざけの銚子を携えて河原に出で、別れを惜しみて一同に悲しみ泣くとあるが、これを他のいろいろの実例と合わせ考えると
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
百年以前の『嬉遊笑覧きゆうしょうらん』にも
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)