媒合ばいごう)” の例文
三人の年とった、ヒスイのかんざしの脚で頭を掻いては絶えず喋っている媒合ばいごう。自分。気違いがそこへ入って来た。ふらつき歩いた土足のまま何と云っても足を洗わない。
刻々 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)