婿夫婦むこふうふ)” の例文
眼のぎろりとした、胡麻塩髯ごましおひげの短い、二度も監獄の飯を食った、丈の高い六十じじいの彼は、村内に己が家はありながら婿夫婦むこふうふを其家に住まして、自身は久さんの家を隠れ家にした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)