妻揚枝つまようじ)” の例文
八五郎の懷中などはこと/″\く見通しさ。その手紙の入つて居る大一番の野暮な紙入の中に、質札しちふだが二枚と、一昨日兩國の獸肉屋もゝんじいやで掻拂つた妻揚枝つまようじが五六本、それから寛永通寶くわんえいつうはうが五六枚入つてゐる筈だ。