“妖鬼”の読み方と例文
読み方割合
ようき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼自身の庭が昔は妖鬼ようきの住んでた場所の一つだったということであるから、この第二の書物は彼にはいっそう興味が深かった。
しかし、物を洗い清める外気の中では、大地に接触しては、その纏綿は弛緩しかんし、それらの観念は妖鬼ようき的性質を失った。
といって、この、人の形をっている妖鬼ようきは、格別犯跡の隠滅いんめつとか足跡の韜晦とうかいを計って、ことさらに体の発見を遅らしたりして捜査を困難ならしめているわけではない。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)