好事者ものずき)” の例文
好事者ものずきが路ばたの店へ往って、沸きたった湯をもらってきて与えた。道士はそれを受けとって種を蒔いた所にかけた。
種梨 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その時好事者ものずきの村の少年が一疋の促織を飼って、自分で蟹殻青かいかくせいという名をつけ、毎日他の少年達と虫あわせをしていたが、その右に出るものがなかった。
促織 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
そして、秋山と田宮の建物がとりこわしになったので、左門殿町の妖怪邸ばけものやしきと云って好事者ものずきが群集した。
四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
夜が明けて見に集まって来た者が数千人あったが、そのさまを見て皆が拝んでいった。そして一日のうちに百金集まったので、そこでそれを南郊に葬ったが、好事者ものずきは朱い冠にうわぎを着けて会葬した。
庚娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)