“女蕩”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
をんなたら	33.3%
おんなたら	33.3%
をんなた	33.3%

をんなたら

彼のなすままに委（まか）せた、女蕩（をんなたら）しの旦那に誘惑されるのもお前たちの罪だぞと一生懸命に罵りつづけて、堕落してやるぞ、堕落してやるぞと思つた。

一の酉 (新字旧仮名) ／ 武田麟太郎(著)

おんなたら

走りもしないのだ……女蕩（おんなたら）しも、女狩りも、いずれ報いがあるものと、悟ってのうえのことだと思ったら、それで、殺す気はなくなった

あなたも私も (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)

をんなた

男（をとこ）は女蕩（をんなた）らしの浮氣（うはき）もの、近頃（ちかごろ）は嫂（あによめ）の年増振（としまぶり）に目（め）を着（つ）けて、多日（しばらく）遠々（とほ／″＼）しくなつて居（ゐ）たが、最（も）う一二年（いちにねん）、深（ふか）く馴染（なじ）んで居（ゐ）たのであつた。

一席話 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

女	常用漢字 小１ 部首:⼥ 3画
蕩	漢検準1級 部首:⾋ 15画