そこで父の右大臣は陰謀を知つて奏することを怠つたといふ罪に問はれて、太宰員外帥だざいいんがいのそちに左遷され、遠く九州へ追ひ落されてしまつたのである。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)