“天聴”の読み方と例文
旧字:天聽
読み方割合
てんちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分、年二十三にして、初めて、国内平定の業一まず備わり、微勲びくん天聴てんちょうに達するところとなり、かしこくも、叙位任官の優寵を賜う。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかるに今日、殿には、恭順をとなえて寺を出で給わず、それもそのお心が、天聴てんちょうにとどいているならまだしものこと、そうでもないのに、ひとり何を守ろうとなさるのか。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)