夜々やや)” の例文
爺さんの寿命を日々にちにち夜々ややちぢめつゝあるものは、斯展望台である。余は爺さんに目礼して、展望台の立つ隣の畑に往った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それに君は俺が唯遊んで昼寝ひるねして暮らす様に云うたが、俺にも万更仕事が無いでもない。聞いてくれ。俺のあたまの上には青空がある。俺の頭は、日々にちにち夜々ややに此青空の方へ伸びて行く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)