“多福風”の読み方と例文
読み方割合
たふくかぜ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供の時分にお多福風たふくかぜにかかったのんが元で睾丸炎こうがんえんになった、——私、そんなことよう知りませんけど、お医者はんに聞きましたら
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「ははあ、又腫れましたな。これでは多少痛みましょう。扁桃腺炎ばかりでなく、俗にいうお多福風たふくかぜです。妙齢みょうれいの婦人としてはお気の毒なお顔になりました」
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)