“多々益々”の読み方と例文
読み方割合
たたますます100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またしても目前、盲動と言い、差合いが眼前にあることに今度は気がつかず、躍起となって、近藤のために多々益々たたますます弁ずるという次第であります。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
また向うが自分の我儘わがままに屈服したとはどうしても感ずることができない、のみならず、彼のお喋りは多々益々たたますます弁じて、こちらが反感を起さないと同様に、彼の論難にも曾て
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)