“壻候補”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ムコガネ60.0%
むこがね40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その壻候補ムコガネの父なる人は、五十になつても、若かつた頃の容色に頼む心が失せずにゐて、兄の家娘にも執心は持つて居るが、如何に何でも、あの郎女だけには、とり次げないで居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
その壻候補ムコガネの父なる人は、五十になつても、若かつた頃の容色に頼む心が失せずにゐて、兄の家娘にも執心は持つて居るが、如何に何でも、あの郎女だけには、とり次げないで居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
その壻候補むこがねの父なる人は、五十になつても、若かつた頃の容色を頼む心が失せないでゐて、兄の家娘に執心を持つて居るが、如何に何でも、あの姫だけにはとりつげないで居る。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その壻候補むこがねの父なる人は、五十になっても、若かった頃の容色に頼む心が失せずにいて、兄の家娘にも執心は持って居るが、如何に何でも、あの郎女だけには、とり次げないで居る。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)