墓地はかち)” の例文
その桃に向って、きざまに、ふと見ると、墓地はかちの上に、妙見宮の棟の見ゆる山へ続く森の裏は、山際から崕上がけうえを彩って——はじめて知った——一面の桜である。
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この墓地はかちには、出雲のほかに、その女房子にようばうこと、親父おやぢ近江あふみ、兄弟など六十幾人かの墓が並んでゐる。