塩田えんでん)” の例文
旧字:鹽田
とはいえ用捨ようしゃなく生活ここうしろは詰るばかりである。それを助けるためにお供の連中は遠州えんしゅう御前崎おまえざき塩田えんでんをつくれとなった。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
塩田えんでんの煙が幾すじも真っ直ぐにたち昇っていた。陽ざかりはやや過ぎたが、港の町飾磨しかまは、これから日没までの夕凪ゆうなぎが一日中でいちばん暑いといわれている。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
渤海ぼつかい塩田えんでんに添ふ道を取り訪へば再び悲しき旅順
抱擁だきしめられたとき昼間ひるま塩田えんでんが青く光り
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)