“執次”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりつぎ60.0%
とりつ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なしながら可睡齋樣かすゐさいさまと呼上れば執次とりつぎの者は立出て書院へ案内す可睡齋は外記に對面して時候の挨拶あいさつをはり後に九助が命乞いのちごひの趣きを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「いかにも斯道の先生を尋ねて廻国致す者でござるが、当家のご高名を承って、一手のご指南に預かりたく推参致してござる。宜しくお執次とりつぎのほど願わしゅう存じまする」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、この御書面は、お父君の禅閤様ぜんこうさまからのお墨、御返事をいただけますれば倖せにぞんじます。……どうぞよしなに、お執次とりつぎを
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下女は何心なく執次とりついで、私の傍へ持つて参りますを、夫は何故か急き手を差延べまして、こちらへ持つて来ればいいじやないかと、下女をにらみつけました。
こわれ指環 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)