善直ぜんちょく)” の例文
しんの撰んだ池田氏行状には、初代瑞仙の庶子善直ぜんちょくというものを挙げて、「多病不能継業やまいおおくぎょうをつぐあたわず」と書してある。その前に初代瑞仙が病中晋に告げた語を記して、八十四げんの多きに及んである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
独美が厳島から大阪にうつった頃しょうがあって、一男二女を生んだ。だんは名を善直ぜんちょくといったが、多病で業を継ぐことが出来なかったそうである。二女はちょう智秀ちしゅうおくりなした。寛政二年に歿している。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)