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唐綾縅
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からあやおどし
ふりがな文庫
“
唐綾縅
(
からあやおどし
)” の例文
このとき、次男源大夫判官兼綱、この日紺地の錦の
直衣
(
ひたたれ
)
に
唐綾縅
(
からあやおどし
)
の鎧を着て奮戦していたが、父の危急をみると、ただちにとって返して防ぎ戦った。
現代語訳 平家物語:04 第四巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
唐綾縅
(
からあやおどし
)
の
鎧
(
よろい
)
を着、柿形兜を
猪首
(
いくび
)
にかむり、渋染め
手綱
(
たづな
)
に
萠黄
(
もえぎ
)
の
母衣
(
ほろ
)
、こぼれ桜の
蒔絵
(
まきえ
)
の鞍、五色の
厚総
(
あつぶさ
)
かけたる
青駒
(
あおごま
)
、これに打ち乗ってあらわれた武士は
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
唐綾縅
(
からあやおどし
)
の鎧を着、日頃愛用の重籐の弓を手にして、散々に射まくったので、その凄じさに、源氏の兵も誰一人手が出せず、手負い、死ぬ者、数知れぬほどだった。
現代語訳 平家物語:11 第十一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
舟軍
(
ふないくさ
)
には舟軍の仕方があると、鎧直垂を着けず、
唐巻染
(
からまきぞめ
)
の小袖に、
唐綾縅
(
からあやおどし
)
の鎧を着け、いか物作りの太刀を佩いた身軽ないで立ちで、次から次へと矢をくり出した。
現代語訳 平家物語:11 第十一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
赤地の錦の直垂に
唐綾縅
(
からあやおどし
)
の
鎧
(
よろい
)
を着こみ、腰に銀づくりの太刀を帯び、二十四本の
切斑
(
きりふ
)
の矢を背に、
重籐
(
しげとう
)
の弓を小脇にかいこみ、
兜
(
かぶと
)
はぬいで鎧の高紐にかけてかしこまった。
現代語訳 平家物語:08 第八巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
唐
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
綾
漢検準1級
部首:⽷
14画
縅
漢検1級
部首:⽷
15画
“唐綾”で始まる語句
唐綾