“唐櫃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からびつ88.6%
からうど6.8%
からと2.3%
かろうと2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小堀平治はお園が探して居た唐櫃からびつに近付きました、馴れた眼で一と通り眺めると、何れの品に手を触れたか直ぐ判ってしまいます。
此にも同じことを告げて石の唐櫃からうどのありし中へ隠してもらいたるところへ、ヤマハハまた飛び来たり娘のありかを問えども隠して知らずと答えたれば、いんね来ぬはずはない
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
有馬ありま有野ありの唐櫃からと神社に伝わっているネングイというものなどは、正月二日の鬼打神事おにうちしんじの一部で、はじめに的射まといの式があってそれの終った後、弓を地上においてその弓弦ゆみづるの前と後とに
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
手前方へあずかれば石の唐櫃かろうとへ入れたも同然と御安心下さるべくそろと書いてやった