“命日”の読み方と例文
読み方割合
めいにち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そいでね、命日めいにちに、ぼくがまた薬屋からうた時計を借りてきて、やぶの中で鳴らして、アキコにきかしてやったよ。やぶの中で鳴らすと、すずしいような声だよ
うた時計 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
あるいは親の命日めいにち、あるいは自分になにか特別の意味のある日、退しりぞいてははたして青年時代の理想に近づきつつありや、あるいは逆戻ぎゃくもどりせぬかと深くかえりみるのである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
が、おなつきおな命日めいにちは、つきれても、附近ふきんまちは、よひからぢるさうです、眞白まつしろな十七にん縱横じうわうまちとほるからだとひます——あとこれきました。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)