“吉保”の読み方と例文
読み方割合
よしやす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが例の又四郎が、一途いちずに目的をとげよう為、邸内に入って、かえって相手方の陥穽かんせいに落ち、いたく吉保よしやす紋太夫もんだゆうを仰天させたことは当然です。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
将軍綱吉は、柳沢吉保よしやすの邸の、宴遊に臨むはずであったが、城を出るまぎわになって、急に中止された。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
綱吉の“柳沢やなぎさわり”といって、町でも評判な柳沢吉保よしやすのやしきへ出かけた回数も、五十数回という頻繁ひんぱんさだった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)