合綴ごうてつ)” の例文
辛卯は天保二年で、抽斎が二十七歳の時である。しかし現存している一巻には、この国文八枚が紅色こうしょくの半紙に写してあって、その前に白紙に写した漢文の草稿二十九枚が合綴ごうてつしてある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)