古木こぎ)” の例文
江戸から送られて来た紀州家の荷駄は、この町のすぐうしろにある豪家で、古木こぎ甚兵衛という者の邸内へ運び込まれた。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
両手の指はすっかり切り離され、血に染んだ古木こぎのような、なんとも異妖なすがた!
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)