原状もと)” の例文
併し藤沢は、抑えている間は縮んでいる発条ばねのように、手を放すとすぐに原状もとに戻って、まもなくその時の恐怖感を忘れてしまうのだった。
熊の出る開墾地 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)