“博渉家”の読み方と例文
読み方割合
はくしょうか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このころは霊岸島の鹿島屋清兵衛が蔵書を借り出して来るのである。一体仲平は博渉家はくしょうかでありながら、蔵書癖ぞうしょへきはない。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
五郎作はまた博渉家はくしょうか山崎美成やまざきよししげや、画家の喜多可庵きたかあんと往来していた。中にも抽斎よりわずかに四つ上の山崎は、五郎作を先輩として、うたがいただすことにしていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)