博奕あそび)” の例文
「これッ、菊王、他人ひとのすなる博奕あそびごとなどへ、なぜらざることを申すか。ばかな奴よ。黙っていませい」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
博奕あそびといっても、大きな勝ち負けのできる階級ではない。それに自身番へ鮨代すしだいも届いているので、まるで大びらなのである。今夜もそれが始まっているうちに、この喧嘩だった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)