“南風楼”の読み方と例文
読み方割合
なんぷうろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島原の狭い町をぬけて南風楼なんぷうろうについたのが六時まえ、老女将じょしょう初め昔馴染なじみで、商売離れての手厚いもてなしに旅の心がどれほどくつろいだことであろう。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
九十九つくも島は、雲仙からくだる自動車道路からはわずかに南端の数島が見え、また南風楼なんぷうろうの方からは、北端の数島が見えるだけで、島原の町に入ると、そこは湾入した港で、島を眺める便宜よすがはなく
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)