“勘察加”の読み方と例文
読み方割合
カムチャッカ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入口に雪がこいをつけた勘察加カムチャッカ風の横長の木造小屋で、雪のうえに煙突と入口の一部だけをあらわし、沈没に瀕した難破船のような憐れなようすをしていた。
海豹島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
勘察加カムチャッカのパランスクで密漁中、監視砲艦のために撃沈され、スタノヴォイの苔原ツンドラ地帯に流刑され、河流工事の強制労働に従事させられていた、第二神風丸(舶籍、小樽市)の乗組員
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
バイカル湖の東から勘察加カムチャッカの北までつづくスタノヴォイ山脈である。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)