“勇雄”の読み方と例文
読み方割合
いさを100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云つて長男の勇雄いさをが持つて来た名刺を見ると、東京区裁判所執達吏鈴木達彌と印刷してある。保雄と美奈子とは黙つて顔を見合せた。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
兄の勇雄いさをは父と母の話を聞きかぢつて此んな事を言つて居る。悪い所をば小供等に見せる事だと両親ふたおやは心の内で思つたが、差押に慣れた幼い二人は存外平気である。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)