刺客縦横しかくじゅうおう)” の例文
明治四年の鉄道敷設問題に際して我輩は刺されようとしたことが、なにしろ維新前後には殺伐さつばつの気がみなぎっていて、刺客縦横しかくじゅうおうの有様であったから、白刃はくじんひらめくくらいは覚悟の前で平気であった。
青年の天下 (新字新仮名) / 大隈重信(著)