“到来物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうらいもの90.0%
たうらいもの10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よほど余計な到来物とうらいものでもなければ出さないで、連中たちの負担でまかなわせましたばかりでなく、とき/″\はこんな負担を命じました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「冬じゅうの居食いで、山寨の倉も少々お寒くなっていたら、この到来物とうらいものときたぜ。なんとこんな疾風はやてなら、ときどきせて来てもらってもいいな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
到来物たうらいもの粕漬かすづけを送つたり、掘立ほりたての山の芋を寄こしたりして、そのたんび一寸ちよつと絵の事をも書き添へておくが、画家ゑかきなどいふものは忘れつぽいものと見えて、粕漬や山の芋を食べる時には