利発りはつ)” の例文
旧字:利發
子供の蝶造は利発りはつに育ちました。豊島家の玄関番から給費生、大学の秀才、天下の豊島の眼がねにかなって娘の婿むこ、大学教授、まずとん/\拍子でございましたでしょうか。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
が、二人の友だちに比べると、顔も一番美しければ、容子ようすもすぐれて溌溂はつらつとしていた。さっき竹籠を投げ捨てながら、危く鳩を捕えようとしたのも、この利発りはつらしい娘に違いなかった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)