出雲崎いずもざき)” の例文
越後の出雲崎いずもざきではふじ豆、即ち上方かみがたでかき豆という豆がトテコウロウで、これは鶏頭けいとうという花の小片をさやの割れ目に挟み楊枝ようじを足にして、実際に雞をこしらえて玩具にしている処もあって
あの日は津田君の「出雲崎いずもざきの女」が問題になっていて、喫茶室で同君からそのゆきさつの物語を聞いているうちにり出したのであった。その津田君は今年はもう二科には居なくなったのである。
二科展院展急行瞥見 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
越後の出雲崎いずもざきという処で作った句である。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)