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出尻
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でっちり
ふりがな文庫
“
出尻
(
でっちり
)” の例文
いつものようにお台所へ下ってお末の
出尻
(
でっちり
)
と一所に頂くべいとね、
後退
(
うしろじさ
)
りに出ようとすると、愛吉さん一ツあげましょうかと、お夏さんが言ったんです。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
出尻
(
でっちり
)
清兵衛、小仏小兵衛、長兵衛部下の錚々たる子分が、復讐の一念懲りかたまり、水野屋敷へ切り込んだが、不幸にも失敗をした揚句、一同遠島に処せられても、徳川直参という所から
二人町奴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
尻端折
(
しりはしょ
)
りの脚をすってん、
刎
(
は
)
ねるがごとく、二つ三つ、舞台をくるくると廻るや否や、
背後
(
うしろ
)
向きに、ちょっきり結びの
紺兵児
(
こんへこ
)
の
出尻
(
でっちり
)
で、頭から半身また幕へ
潜
(
くぐ
)
ったが
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ところが、どうして、
跛
(
びっこ
)
で、めっかちで、
出尻
(
でっちり
)
で、おまけに
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
尻
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
“出尻”で始まる語句
出尻伝兵衛