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円
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ま
ふりがな文庫
“
円
(
ま
)” の例文
旧字:
圓
葉子も、何時か、体全体に、脂肪を持った、ふくよかな肉がつき、
円
(
ま
)
ろやかに、体から流れ出る線は、白く、そして弾力に富んで来た。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
乳が止まることのあるものだと聞くと、乳母は、胸へ手を当て、眼を
円
(
ま
)
るくした。「ともかく明日わたしが又来るから、そのとき模様を見てあげよう。」
童子
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
そしてあの前の院長さんの胸像の立つてゐる
円
(
ま
)
るい芝生のところまで来たところで、奥さんの足が右へ廻るか左へ廻るかによつて、その夜の散歩が伸びたり縮んだりする。
死児変相
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
それに番号の
片
(
きれ
)
と針と糸を渡されたので、俺は着物の
襟
(
えり
)
にそれを縫いつけた。そして、こっそり小さい
円
(
ま
)
るい鏡に写してみた。すると急に自分の顔が罪人になって見えてきた。
独房
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
なんぼかこれが(と
拇指
(
おやゆび
)
と
示指
(
さしゆび
)
とで
円
(
ま
)
るものをこしらえて、)
電報
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
▼ もっと見る
僕が有るといふと、眼を
円
(
ま
)
るくして
露都雑記
(新字旧仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
不思議な
円
(
ま
)
ろさ。
眼
(新字旧仮名)
/
片山敏彦
(著)
漁夫や雑夫は蟹の
鋏
(
はさみ
)
のようにかじかんだ手を時々はすがいに
懐
(
ふところ
)
の中につッこんだり、口のあたりを両手で
円
(
ま
)
るく囲んで、ハアーと息をかけたりして働かなければならなかった。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
“円”の意味
《名詞》
円(えん)
(エン)丸。丸い形。また、そうであるさま。
(エン)(数学)面上で、ある1点から距離の等しい点を結ぶ曲線。
(エン)ある地域一帯。
(エン)日本の通貨単位。
(出典:Wiktionary)
円
常用漢字
小1
部首:⼌
4画
“円”を含む語句
円柱
円形
円卓
円満
円座
円卓子
円頂
楕円形
大団円
円屋根
円天井
円髷
円朝
円滑
円蓋
円石
高円
円筒
円顱
円居
...