児輩じはい)” の例文
二十七日明クルヲ待ツテ客館ニ入ル。江都ノ訃来ル。始メテ母氏ぼし本月十九日ヲ以テ没シタルヲ知ル。コレヨリ先母氏かくヲ患ヒタリ。余児輩じはいト商量シマサニ起程きていヲ緩クセントス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
明治三十四年には、我等夫婦に結婚後五十年たるを以て、児輩じはいの勧めにより金婚式の祝を心ばかりを挙げたり。然るにかかる幸福を得たるのみならず、身体健康、且つ僅少なる養老費の貯えあり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)