保延はうえん)” の例文
先日も御引きになつた藤原基俊の保延はうえんのころ即ち十二世紀の「悦目抄えつもくせう」の假名遣、初て此の假名遣で詞の上中下に置く假名と云ふやうなことが出て來ました。次いで所謂定家假名遣が出て參りました。
仮名遣意見 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)