“俘虜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふりょ58.1%
とりこ29.0%
ふりよ9.7%
いけどり3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいはカルカッタの牢獄ろうごくにおける百二十三人の俘虜ふりょの窒息死(5)などの記事を読むとき、もっとも強烈な「快苦感」に戦慄せんりつする。
「縄抜けの法は泥棒ばかりでは有りません。御武家でも覚えて置いて好いと思います。敵に俘虜とりこに成った時に、役に立ちますからね」
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
西比列亜シベリアよりおくりこされし俘虜ふりよあまた町にむらがるきのふも今日も
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「どうもしないが、こうまず俘虜いけどりにしておいてどッこい……」と振放そうとする手を握りしめる。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)