“供饌”の読み方と例文
読み方割合
ぐせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その点がこの食品の正式の供饌ぐせんとして、欠くべからざるものになった原因らしいのである。この目的のためにも、現代の餅は一番に苦心を要する。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
県社の神官に、故実の詳しいのがあって、神燈を調え、供饌ぐせんを捧げた。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はっきりと教えてくれた人はまだ無いが、疑いなく是が次の年の種子になり、また田の神祭の日の供饌ぐせん相饗の料にもなったものと、自分では想像している。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)