余所外よそほか)” の例文
とても余所外よそほかの小供では続かないが、其処そこは文三、性質が内端うちばだけに学問には向くと見えて、余りしぶりもせずして出て参る。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
貴方が余所外よそほかに未だ何百人愛してゐらつしやるかたが有りませうとも、それで愛相あいそつかして、貴方の事を思切るやうな、私そんな浮気な了簡りようけんではないのです。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)